精神的な体調不良の原因(2021年3月)
■普段と違った生活で体調不良が増える要因とは?
普段と異なる生活による体調不良を感じる人が増えてきています。では生活様式の変更で体調不良になる
要因を紹介します。
・起きる時間の変化や時間の変化
勤務の業態変更では、自宅で仕事をするため、通勤の必要がありません。これについては、「勉強する時間が増えた」「家族との時間が増えた」「満員電車のストレスから解放された」「寝れる時間が30分増えた」などといったポジティブな意見もよく聞きます。
しかし、通勤の変化で、運動不足に陥ってしまうケース、があります。
出社すれば、会議室へと移動したり、別のフロアに行ったりと、何かと身体を動かします。時には重い荷物を運ぶこともあるでしょう。また起きる時間も変化することによって生活サイクルが変わってしまいストレスを抱えてしまうということもあります。
また、在宅勤務であれば、こういった運動の機会もすべて失われるのです。また、ほんの少しの変化で人間の体力は一気に衰えるといわれています。通勤や時間の変化の影響は、想像より大きいことを知っておくべきです。
運動不足が続けば、生活習慣病や、人によっては脳機能低下などその他になるリスクも高まるため、甘くみずに早めに対策を打ちましょう。、
・生活リズムが乱れる
生活リズムが乱れてしまったという人も多いのではないでしょうか。
生活リズムの乱れは、自律神経失調症 を引き起こすことがあります。自律神経失調症になると、下記のようなさまざまな症状が出てきます。
・めまいや耳鳴り、立ちくらみ。
・息苦しくなる。
・動悸がする。
・肩こりや腰痛が長引く。
・おなかの調子が悪い。
・便秘。
・手足がだるい。
・寝起きが悪い。
・気候の変化に弱くなる。
ひとつひとつは些細に思えても、全身にこのような不調が表れ始めると、仕事にも集中できなくなります。また、上記の症状が新型コロナウイルスの症状と似ていることから、自分自身がコロナウイルスに感染してしまったのではないか?と更に不安になってします人も多くいると思います。そのような際は、まずは誰かと話してください。そしてそれでも不安なのであれば、抗原検査などのキットを使用してください。
・間食が増える
在宅勤務だと、つい間食をしてしまうという人は多いのではないでしょうか。適度な間食は集中力を高める場合もありますが、いきすぎると糖尿病のリスクを高めることになります。
糖尿病というと「甘いものが悪い」と考える人も多いですが、実はおせんべいやおかきにも多くの糖質が含まれています。また、パンやごはんなどの炭水化物を中心に簡単に昼食をすませている人も要注意です。炭水化物は糖なので、とりすぎは糖尿病リスクを高めます。
・コミュニケーションが不足する
「コロナうつ」とあわせて、生活環境の変化によって生じるメンタルヘルス障がいも、医師やその他関係者の間では深刻な問題として認知されています。そもそも、生活スタイルが一変すると、人間はそれだけで不安やストレスを感じます。意識していなくても、無意識に疲労が蓄積する場合もあります。
加えて、コミュニケーションが不足することで、緊張状態がずっと続くことになります。一日誰とも話さずすごすという人もいるのではないでしょうか?
こういった生活環境の順応できないむずかしさが、メンタルヘルス障がいのリスクを高めてしまうのです。